今回は、人見知りがブレストで発言できる方法を考えた について書きたいと思います。
現状
みなさんはブレスト(ブレインストーミング)は好きでしょうか?
ブレインストーミングとは、集団でアイデアを出し合うことによって、相互交錯の連鎖反応や発想の誘発を期待する会議手法です。
新しいアイディアを考える時にやられてことがある人はいるのではないでしょうか。
私は、新しいアイディアを考えることが好きで、友人や家族とワイワイ話をして考えを深めることが大好きです。
しかし、私は極度の人見知りなため、初めて会う人がいる場でのブレストは大の苦手です。
そんな時、仕事で、「今後の事業の方向性」について、ブレストをする機会がありました。
今後どんなプロジェクトに力を入れるべきか? そんなテーマです。
各専門性を持つ若手15人が集められ、私は参加者全員が初対面でした。
ブレストでは、各々が自分の考えを、好きなタイミングで好きなように発言をする中、私はなかなか発言ができませんでした。
会議の最後の方にようやく発言ができたものの、初対面の人の中で、自分の考えを発言をするのは極めて苦手なんだなと、改めて感じました。。
仕事上このようなブレストの機会は多いため、何とかこの発言が苦手な状況を脱したいと必要性に駆られました。
そこで、なぜブレストで発言できないのか?
どうしたら発言ができるようになるのか?
について、人見知り私が課題を分解して対策を考えました。
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課題
課題は、初対面の人の中で、自分の考えを発言をすることです。
仲の良い友人であれば、口数の多いタイプなのですが、初対面の人とでは会話が苦手です。
なぜ初対面の人との会話が苦手なのか?
大きく分けると以下3つの理由が見つかりました。
- 変なことを言って恥ずかしい思いをしたくないから
- 自分が目立ちすぎるのは良くないと考える
- 何か言わなきゃ!がプレッシャーで何も言えなくなる
1.変なことを言って恥ずかしい思いをしたくないから
これが1番の大きな理由と考えるのですが、変なことを言って、相手に否定されたくない、自分が恥ずかしい思いをしたくないと思ってしまいます。
(今風な言葉で言うと、初対面の人との間に心理的安全性が感じられていないのかもしれません)
世の中には、自分の意見と違う意見に対して、公然と否定をする人が一定数います。
そのような人が、参加者の中にいて、自分の意見を真っ向から否定されたらどうしよう。。
そんな考えを持ってしまうため、発言できないことに気がつきました。
2.自分が目立ちすぎるのは良くないと感がるから
ブレストは、みんなの意見を言う場であるため、自分が発言しすぎるのは良くないと考えてしまいます。
発言はできるだけ少ない方がいいと考えてしまい、必然と発言数が少なくなってしまいます。
(そもそも発言数を多くしてから、このような悩みを持てよ とは思いますが。。)
3.何か言わなきゃ!がプレッシャーで何も言えなくなる
ブレストで発言をしていないと、早く何か発言しなければ!と焦りを感じてきます。
ブレストが進んできると、まだ発言していないのは、Aさんと私だけだ。みたいな、発言していない人の人数を数え出してしまいます。
発言していない人が多ければ、安心してられますが、発言していない人が減ってきて、私だけが発言していない状況になると、ものすごく焦ります。。
その結果、プレッシャーが強くなりすぎて、結果として何も発言できなくなります。。。
○課題のまとめ
考えた3つの理由の中で、人見知りの私がブレスト(初対面の人の前で)で発言ができない根本的な理由は、
1.変なことを言って恥ずかしい思いをしたくないから
という結論に至りました。
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対策
ではどうしたら、「変なことを言って恥ずかしい思いをしたくないから 」を改善することができるのか?
以下に、原因を深掘りし、対策をまとめました。
対策は、ブレスト中だけではなく、ブレスト前にもできることがあると気がつき、ブレスト前と、ブレスト中の2つに分けました。
初対面の人を前にしても気にせず発言ができる人は、ブレスト前の準備とブレスト中の環境づくりは必要ないと思いますが、人見知りの私としては、ブレスト前の準備がものすごい重要です。
○ブレスト前
ブレスト前の準備は2つです。
- 自分の結論を出す
- 参加者と交流する
1.自分の結論を出す
ブレスト当日迄に時間をとって、テーマに対する自分なりの結論を出しておくことが重要と考えました。
考えた結論があれば、議論において、自分の意見を否定されたとしても、その考えに至ったロジックを伝えることができます。
その場でポッと考えたアイディアは、ロジックが破綻していることもあり、容易に否定されてしまうことがあ理ます。
考えのロジックがあれば、私の意見について全てを否定することできません。
(そもそもブレストにおいて相手の意見を否定する人とは議論をしたくはありませんが)
さらに言うと、自分の結論を資料にまとめておくと尚良いと考えました。
資料を表示してプレゼンする機会があれば、自分の考えを論理的に相手に説明できるからです。
2.参加者と交流する
ブレスト前に参加者と交流する時間が取れれば良いと考えました。
事前にブレスト参加者と雑談できれば、その方との仲間感(敵ではない感)を構築できます。
初対面同士では参加者みんなが少なからず不安を持っていると思います。
事前に参加者と簡単に話をすることができれば、ブレスト中に初対面感が薄れ、自分の発言がしやすくなると考えました。
そのためには、ブレスト会場に早めに入っておくことが重要であると思います。
(オンラインの場合でも可能な限り早く入っておくことも有効的です)
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○ブレスト中
ブレスト中にできることは2つあります。
- 自分の意見を言いやすい状況を作る
- 意見を言う
1.自分の意見を言いやすい状況を作る
人見知りではない人は、何てことないと思いますが、人見知りの私にとって、自分の意見が言いやすい状況を作ることは非常に重要です。
そのため、自分の意見を言いやすい環境を作るためにはどうしたら良いか考えました。
具体的には、参加者に私はあなたの仲間だ、いい奴だ、と思わせることです。
参加者にそのように思わせることで、自分が意見を言っても、参加者が自分の意見を前向きに受け入れてくれる環境を構築できると考えました。
取るべき行動としては、誰かが発言をしている時に、聞き手がどうしたら話しては嬉しいかを考え、その通りに行動をします。
- 参加者の目を見て話を聞く
- 頷いて相手の意見に同意を示す
- 相手の名前を呼ぶ
- ”確かに”とぼやく
最近話題の、コミュニケーションや聞き方のテクニックにのっているような、基本的な行動原理です。
上記の反応を示すことで、参加者は自分に肯定的な態度を示し、結果的に自分が発言をするときの心理的安全性が担保される状況を作ることができます。
2.意見を言う
ブレストで、自分の意見を言っている人の発言タイミングを注視しました。
と言うのも、参加者がどんなタイミングで発言をしているのかを参考に、自分がどのタイミングで発言するのが、一番良いのかを考えました。
そして、発言しやすいタイミングは2つあることに気がつきました。
- 発言者の意見に乗っかる
- 資料プレゼン後に、自分の資料プレゼンをする
1.発言者の意見に乗っかる
参加者が発言した意見に対して、「私も〇〇さんと同じ意見で」と共通の同意ポイントを示して発言をすると、自分の意見が滑らかに発言できることに気がつきました。
「私も○○さんと同じ意見で、、、」と話し始めれば、参加者は同じような意見を言うんだなと、聞き手が私の発言の要旨をはじめに理解することができます。
(同じ意見でなかったとしても、主張が同じポイントに対しては、△△は同じ意見で、、、とはいるようにします)
2.資料プレゼン後に、自分の資料をプレゼンする
これはブレストのやり方にもよると思いますが、資料を使って発言する人がいれば、その後すかさず、自分の資料をプレゼンすると意見が言いやすいことに気がつきました。
「私も資料を作ってきてまして、、、」と言う入りは人見知りの私にとっては、発言が言いやすいタイミングです。
またこれは、ブレストの準備をしっかりしてきているな。と相手に思わせる効果もあります。
このような形で、人見知りの私がブレストでどうしたら意見を言えるのかを考えて、準備をして臨むことにしました。
結果
結果は、人見知りの私でも、ブレストで発言ができるようになりました。
ポイントは、ブレスト前のしっかりとした準備と、ブレスト中の環境づくりが非常に重要であることを体感しました。
人見知りではない人は、全く理解できないと思いますが、ここまで対策を立てて、ようやく他の参加者と同様にブレストにしっかり参加することができました。
それにしても、人見知りの人にとっては、参加者が初対面の人であるとブレストはめちゃくちゃ疲れます。
最後に
今回は、人見知りがブレストで発言できる方法を考えた についてまとめました。
まとめると、以下になります。
今回深掘りした原因と対策について、人見知りの方が苦手で嫌いかもしれない初対面の人とのブレスト(会議でもなんでも)の参考になり、少しでも苦手意識がなくなれば幸いです。