今回は、樹脂材料試験の規格一覧について まとめました。
樹脂材料試験方法は、オンラインで見ることができるのですが、一般的な試験方法だけが一覧で書かれているものがありません。
そのため、樹脂材料試験の一般的な試験の規格を表にまとめました。
樹脂材料試験 規格
樹脂材料を選定する時、あるいは新規で樹脂材料を開発する時、その材料が狙いとする材料物性であるかの評価をする必要があります。
そのテスト方法は、世の中で統一でないと材料物性の比較ができないため、統一企画が存在します。
世界標準規格
- ISO規格(International Organization for Standardization:国際標準化機構)
- ASTM規格(American Society for Testing and Materials:米国試験材料協会)
日本標準規格
- JIS規格(Japanese Industrial Standard:日本産業規格)
ISO規格
国際標準化機構が制定する国際規格です。
日本の工業製品では一般的にこのISO規格が使われる場合が多いです。
ASTM規格
アメリカで生まれた企画で、アメリカでの工業製品や東南アジアではASTM規格が主流です。
そのためアメリカや東南アジア向け製品ではASTM規格での評価が必要です。
JIS規格
JIS規格は外国語で作成されているISO規格を日本語に訳したものです。
そのため、内容も国際的基準であるISO規格に準拠しており、ISOとJISによる規格内容の違いはありません。
JISはオンラインで検索して中身を見ることができます。
以下が、日本産業標準調査会のリンクで、JIS規格を検索できます。
樹脂材料試験方法 一覧
一般的な樹脂材料試験として以下が挙げられます。
- 引張り試験
- 曲げ試験
- 圧縮試験
- せん断試験
- 衝撃試験
- 荷重たわみ試験
一般的な樹脂材料試験について、各規格番号をマッピングしました。
最後に
今回は、樹脂材料試験の規格一覧について まとめました。
今回まとめた表を見ていただければ、どのような規格で試験をすべきか簡単に見つけることができると思います。
ゴムや樹脂材料でお困りなことがありましたら気軽にコメントいただければ、分かる範囲でご回答させていただきます。
樹脂材料の成形工程